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OMソーラーのしくみ 1

Apr 21, 2009

地球は、自転しています。いつでもどこかに朝があり、昼があり、どこかに夜がある。ということです。朝や昼には太陽の入射を受け、夜は、熱を放射する、この循環によって環境を保っています。

屋根には、太陽エネルギーが降り注いでいる。

太陽エネルギーのエネルギーは 『うすく、ひろく、まんべんなく』 というところです。石油で得られる熱のように、集中高温ではないということです。

太陽エネルギーは、一軒一軒の家が、その屋根を利用するのが最も現実的で、このエネルギーの持つ特徴にもあっています。

OMソーラーでは、いちばん太陽を広く受ける 『屋根で集熱する』 ことを考えました。日本の場合は、地域の高度制限がたいへんきびしい国です。たとえ室内に日照が得られない場合でも、たいがい、屋根には太陽エネルギーが降り注いでいます。

OMソーラーは、軒先から新鮮な外気を取り入れ、屋根下の通気層で空気を温め、屋根の最上部にあたる部分のダクトに熱を集めます。仮にマイナス外気温でも、よく晴れた日には、棟ダクト温度はかなり高くなります。

『うすく、ひろく』 というものの、太陽エネルギーのチカラは大きいのです。

床下コンクリートへの蓄熱

屋根で集熱した熱も、そのままにしておくと、太陽が沈めば冷えてしまいます。冬は昼も寒いわけですが、窓を通しての日射もそれなりに得られます。屋根で集熱した熱は、必要な分だけまわせば、室温は高まります。つまり、太陽エネルギーは昼間に降り注いでいるわけで、それを集熱し、そのまますべてを室内に放熱し続けた場合、さらに熱くなって、昼間の室内が高くなるすぎてしまうのです。

私たちが暖かさを欲しいのは、夕方から夜です。であれば、昼間の太陽エネルギーをこの時間帯に活用できるよう、室内への放熱の時間を遅らせることができれば効率が高いです。

そこでOMソーラーは、集熱部位と蓄熱部位を分けることで、昼間に集熱した熱を床下のコンクリートに蓄熱するようにしたのです。熱が伝わりやすく、冷めにくい性質を持つコンクリートは、いってみれば 『熱の貯金箱』 といえるでしょう。

夕方、外気温が下がってくるとともに、床下のコンクリートに蓄えられた熱は、ゆっくりと放熱します。そして、一日の室温の変化を緩やかにすることができるのが、OMソーラーのいいところです。

『屋根で集熱して、床下に蓄える。』 OMソーラーシステムの基本です。

3要素は前回のブログに書きました。これに、『気密・断熱』 を忘れてはいけません。気密・断熱が悪いと、自由気ままな熱は、逃げていってしまいます。したがって、もう一度言い換えれば、

『入り(集熱)を計って、貯蓄(床下蓄熱)し、出ずる(断熱・気密)を制する』 これがOMソーラーの全体と言えましょう。

OMソーラーは、床暖房だけではなく、お湯採り、夏の夜間外気取り込み、土間クール、さらに、換気効果などもあり、多くの機能を持っています。次回は、これらのことを紹介したいと思います。

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