OMソーラーの家づくりについて 2
May 24, 2010
OMコンピュータ・シミュレーションは、家づくりの重要なプロセス
以前、私どもの住まい教室でOMシミュレーションについて開催いたしました。
OMソーラーの家づくりの流れを順を追って整理してみると、基本的な流れは、一般の住宅の進み方変わりはありませんが、地域の気候・土地を読み、OMシミュレーションを使って、設計段階で、温熱環境に基づく十分なプラン検討を行うことは、OM独自の、大切にしている家づくりのプロセスです。
心地よさは、自然の恵みを利用することからはじまる。
昔から日本は、建物はできるだけ敷地の北側に寄せて、南側をあけて庭をつくることが多いようです。そして、建物の南面は思いきり開放的につくることが習慣的に行われてきました。そうすることで、日当たりや通風が確保され、冬暖かく、夏涼しい環境をつくり出そうと考えました。
心地よさは、自然の恵みを利用することからはじまると考えてもいいでしょう。
しかし、そうは言っても、気候風土や土地の広さ、周辺環境はさまざまですから、開放的な空間をつくりたいと思っても、実現するのが難しい場合も多いものです。したがって、日照や眺望であったり、プライバシーの確保、音に対する対策、断熱や気密の必要性も、快適な住まいのための条件として考えなければいけません。
また、ゆとりのある空間を確保するとか、いい雰囲気、シンプルなデザインなどでも、心地よさの要素といえます。建物が小さくても、スペースの設け方、窓の配置ひとつで、開放的でのびやかさを感じられる空間をつくりだすことが可能で、そこにゆとりが生じてくると思います。
それから、近隣環境との調和を忘れてはいけません。落ち着きのある町並みの中で、一軒だけイレギュラーな建物を建てるのも、どうかと思います。周辺の環境が美しければ、その環境に調和できることも、快適な家づくりの大切な要素といえます。
OMシミュレーションについてご興味がある方は、お気軽にご連絡ください。