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設計を考える。

Dec 27, 2011

引き続きKさんの計画について

☆ OMソーラーではアメダスの気象データを読み取りながら、出来るだけ目的にあわせた開口部を設けます。

開口部、いわゆる窓は、「 光を取り込む 」 「 光を出す 」 「 風を入れる 」 「空気を出す 」 「 見る 」

「 見える 」 「 出入りする 」 といった要素を可能にしてくれます。開口部によっては、この要素すべてを満た

すものもあれば、その一部だけの要素を目的としている場合もあります。例えば、光を入れないで、通風だけを

得たければ、ガラスである必要ではありません。また、美しい庭を見る目的であれば開け閉めできる必要はなく、

大きなFIXの透明ガラスによって、その風景を楽しむことができます。

 

つまり、開口部を設けるにあたっては、それぞれの目的に合わせ、その形状や大きさ、材質などを決めることが

大切です。

 通風を考える上で、たいへん役に立つのは、アメダスの気象データによる、その地域の風配図です。特に、日

本の暑い夏(6月~9月)をいかに凌ぐかは、住まいの設計において重要なポイントになります。

 また、風の通り道は、人が長時間いる場所を中心に計画することが大切です。Kさんの家の場合は、リビング

や和室においての 「 座の生活 」 を希望されています。そこで西側の窓を 「 地窓 」 として計画しました。

in VILLAGE house スタッフブログ-プラン内容1

☆ 広く遠くへ視線が抜ける工夫で、空間をより広く 「 感じる 」 ことができます。

 同じ敷地面積に建てられた家の中で、なぜか空間の広がりに違いを感じることがあります。それは、人が居る

場所から何がどう見えるのか、例えば、窓越しに一本の木が見える、隣の家の庭が見えるなど、広い視野で遠く

まで見渡せることで、人はそこを広々とした空間に 「 感じる 」 ことができます。

 もちろん一方で、見たくないものもあるはずです。また、開口部がやたらに多く壁が少なくなりすぎると、逆に落

ち着かない空間になる可能性もあります。さらに、開口部が多いということはコストアップにも繋がることも事実で

す。

 ☆ できるだけ短く、スムーズに動ける。 これが動線を考える上での基本です。

 家の中においてムダな動線を少なくするためには、設計段階において、「 玄関から廊下を通って各部屋に入

る 」 のではなく、できる限り 「 廊下をつくらず、ダイレクトに居間やダイニングへ入るようにする 」 「 行き止

まりがなく、家の中を廻れるようにする。」 ことを考える。これがポイントです。つまり、短い動線でスムーズに家

の中を動けることが基本になります。

 この家の場合、キッチンを中心にどこへ行くのにも短い動線を可能としています。家の中で一番長い時間を過

ごし、家事に多くの時間を費やす奥さんを中心に考えると、たいへん暮らしやすいプランといえるのではないでし

ょうか。

 小さな家なので、動きやすく、また、掃除もしやすいという点も、奥さんにはうれしい要素と思います。

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