空間をつくる時には
Feb 23, 2009
家をプランするとき室内の空間に 『 ひき 』 があるかどうかを考える必要があります。
たとえば、写真など撮影するとき、よくこの言葉を用いる場合があります。
『 ひき 』 が取れないときには、対角線上にとることもあります。
ただ、ずっーと抜けてるのではなく、たとえば、リビングの南側を大きく開き、北側に通路などがあれば、
通路の突き当たりの壁などは、何かを設けて、開口部などは、少ししぼったりしてみることも大事です。
全体を見えなくすることで、向こう側に何があるのかと感じさせることも計画する上で大切なことです。
ただ、開けた空間がいいというわけではないのです。
ただたんに室内が広いということではなく、広く見せることも必要なことなのです。
窓をどう開けるか、壁はどうあるべきかは、室内をつくるときとても重要です。
私たちの目は、前方だけでなく周囲を180度ぐらい見わたせます。ですから、前面に大きな窓が
ある場合は、後も大きく開いていればたぶん落ち着かないでしょう。背後にどっしりとしたもの、壁がある
ことで安心感をえることができます。
ソファーやベットの背後は窓でなく、当然壁が欲しいことになります。
ひき 壁 窓の配置を工夫することで敷地をうまく活かし、心地よい家をつくるひとつのポイントである思
います。
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