OMだから 間取りからの開放
Aug 18, 2009
設計そのものの室を変化させ、自在な空間づくりを可能にした、OMソーラー
家のすみずみまで温かな床をつくることが可能で、さらに太陽によって温められた空気を室内に回すことで、大きな空間においても温度差の少ない室内環境をつくることができるOMソーラー。伸びやかで広がりを持つ一体感ある空間や大きな吹き抜けをもつ空間をつくることを可能にしました。
吹き抜け空間は、温暖な気候の地域でも、冬に寒くてやりきれないといわれております。まして、厳寒の地域ではタブーとされてきました。部屋と部屋を自由に連ねる場合にも温度条件をどう保つかがネックでした。
もっと自由にありたいと考えても、温熱環境のことを考えると、設計は窮屈なものになります。
つまりOMソーラーによって、設計そのものの質が変化し、自由・自在に、住空間を演出することが可能になったのです。
間取りからの開放 ぶどう型の平面からりんご型へ
心地よさは、温熱環境のよさだけに尽きるものではありません。大きく、広く気持ちよく住める家であることも、快適さの重要な条件です。
現在の住宅は、「下宿屋プラン」が多いといわれます。やたら小部屋ばかりが多く、部屋どうしのつながりがスムーズではない家をいいます。OMソーラーでは、これを「ぶどう型の平面」と呼んでいます。ぶどうは、それぞれバラバラに実がなっています。実と実は重なることはありません。
一方、部屋の集まりではなく、ひとつの大きな空間をベースにしているプランをぶどうに対して「りんご型の平面」と呼んでいます。そのカタチを頭に描いていただければと思います。
りんごの平面を、より心地いい環境で実現できるしか
けです。その点で、これまでの「間取り」という固定観
念から、私たちをみごとに開放する大きなきっかけを
つくってきました。OMソーラーではこの考え方を、
部屋の目的を定めない、「無限定空間」と
呼んでいます。