OMシミュレーションについて
Jul 05, 2010
以前、ここにシミュレーションのことを書きましたが、着工する家のシミュレーションをご紹介したいと思います。
建築地も自然に囲まれた敷地に建築いたします。
OMソーラーの家が働くことは、地球環境を守ることにつながります。まずは、計算結果から書きました。
OMソーラーの家が太陽からもらう自然エネルギー
暖房用エネルギーは、年間 2,489Mcal
灯油に換算すると 約 373リットル
家の年間必要な暖房エネルギーの約100%相当に値します。
給湯に関しては
給湯用エネルギーは、年間 1,534Mcal
灯油に換算すると 約 230リットル
家の年間必要な給湯エネルギーの約46%相当に値します。
CO2の排出量に関しては
家が抑制する二酸化炭素量(灯油に換算として) 年間 約1,522KgCO2
スギの木の一本あたりのCO2年間吸収量に換算すると スギの木 約109本分相当になります。
森林がCO2を吸収することは、みなさんご存知とは思います。地球温暖化をストップさせるには、温室効果ガスの排出量を減らし、CO2の吸収源を確保することが必要です。空気中のCO2を取り入れて光合成に利用し酸素を生み出す森林は、温暖化抑制において大きな役割を担っています。
OMの要素について
木造2階建て 延べ面積が約145㎡であり、居室はもう少し面積が少ないです。(デッキなどが含まれている)
太陽熱を取り込む (OM集熱)
集熱 S型集熱パネル
ガラスあり部分 6.91m(幅)×1.35m(長さ)
ガラスなし部分 6.91m(幅)×3.70m(長さ)
向き 南から西へ8.8度
勾配 26.6度になります。
熱を逃がさない(断熱)
屋根 高性能グラスウール 105mm
外壁 高性能グラスウール 85mm
開口部 熱サッシ (ペア12以上)
夜間断熱 カーテン
隙間相当 5 cm2/㎡
熱損失係数 2.30Kcal/m2h℃ 地域区分 Ⅴ地域
熱を蓄える(蓄熱)
床下蓄熱体 4,253Kcal 蓄熱量の計 7,585Kcal
柱梁+家具等 3,331Kカロリー 床面積1㎡当り 52Kcal
など、シミュレーションに打ち込み計算を行い室内の温熱環境やお湯採りの温度、年間消費エネルギーの数値の値が予測できます。
今後、工事が進むことになりますが、工事状況など、また、OMのシミュレーションなど室内の温度関係についても書いていこうと思います。
当社は、OMソーラーを取り入れた住宅が主ですが、非OMもありますが、同様に、2020年に向けたゼロエミ住宅に向けてOMプラス独自の考え方も検討して行きたいと考えています。