太陽熱発電について
Jun 02, 2011
前回に引き続き、太陽熱発電の紹介です。
太陽熱発電はアメリカやオーストラリアや中国、サウジアラビアといった乾燥した未利用の広大な土地がある
国々で有利であります。限られた土地で競合の多い日本では困難を伴ないます。海上に建設する方式に関して
は必ずしも不利ではない。太陽熱発電に対する注目は砂漠を持つ国で高く、日本では低い。それでも1981年
に香川県三豊郡(現・三豊市)で実験が行われましたが、期待した成果にはつながらなかったようです。しかし、
近年、2010年には東京工業大学が山梨県で計画を発表しましたので今後、期待したいものです。
前回は、ソーラー2のタワートップの話しをしました。続きです。
塔の中には流体の蓄熱材が流れていて、集めた太陽熱で
蓄熱材を沸騰させる。蓄熱材はグツグツと煮えたまま塔の下
へと流れ、水と触れる。すると今度は水が沸騰し、蒸気が大量
に発生。蓄熱材の熱は水に移り、蓄熱材は冷やされて塔に戻りま
す。ちなみにソーラー2は1万世帯もの電力を賄う能力があるとい
う。太陽熱発電は大規模発電に向いています。さらに、東京工業
大学によれば、太陽光発電との大きな違いは、 24時間発電が 「これは風力発電です。自然の力です。」
できることが最大の強みとのことです。蓄熱材を煮えている状態
にしておけば夜でも発電できるそうだ。
最近は、 タワートップ式の発展型と呼べる方式もあるそうだ。国内でも数社が新方式で実験を始めるとのことで
す。今後の動きに注目したいものです。 アメリカのソーラー2の写真があったら紹介できると思いますがどうで
しょうか。